名古屋二十一大師霊場 第5番 出世大師
名古屋二十一大師霊場は、弘法大師の御縁日「二十一」に因んで、江戸時代名古屋城を中心とした現在の中区、西区、東区の旧市内真言寺院を「金城下二十一大師」の札所として制定し、月々盛大に巡拝参詣が行われました。しかし戦災により殆どの寺院が戦火を蒙り、戦後の混乱期に合寺·解散等で相当数消散して中絶の止むなきに至りましたが近時世相の落ち着きと共に市街地は整備され繁栄するにつけ、お大師様の遺徳を慕って参詣する信者も増大して参りましたので、大師信仰宣揚のため「名古屋二十一大師」を再興し改めて名古屋市内の有名寺院を札所に選定して昭和44年に発足いたしました。信者各位は挙って巡拝し、お大師様の広大無辺な御霊徳をその身に頂戴して、現世安穏を祈念されることをお勧めいたします。
東海三十六不動尊霊場 12番 不動明王
当山の不動明王は真田丸で有名な信州上田城の守護尊で延宝五年(一六七七)現在の長野県東御市田中の長久寺開創のおり拝領され脇佛として祀られていた明王であります。当山の戦災復興事業に際し、法縁によりて昭和二十四年秋遷座されました。 本尊歓喜天ともども現世利益の根本霊場の一翼として広く信仰を集めています。
なごや七福神めぐり 毘沙門天
「毘沙門天は甲冑をつけ手に宝塔・鉾を持ち魔を降伏し、善根を積むものに福徳を与える勇気の神であります。生に与えて福徳を授けるゆえに施福の神として世ではとくに崇拝されています。 毘沙門天のご真言「おん べい しらまんだや そわか」
六角宝塔
上層には十二支干支総守り本尊の薬師如来、下層には皆様の生まれ年の守り本尊様を方位順に安置しております。 六角宝塔を右回りしてご自身、ご家族の身体健全、災難消除、福徳開運をご祈念してください。 子年生/千手観世音菩薩 「おんばざら たらまきりく」 丑寅生/虚空蔵菩薩 「おんばざら あらたんのう おんたらく そわか」 卯年生/文殊菩薩 「おんあらはしゃのう」 辰巳年生/普賢菩薩 「おんさんまや さとばん」 午年生/勢至菩薩 「おんさんざん ざんさく そわか 未申年生/大日如来 「おんばざらだとばん」 酉年生/不動明王 「のうまくさまんだ ばざらだんかん」 戌亥年生/阿弥陀如来 「おんあみりた ていせいからうん」